実験報告
- 2016/5/22 平成28年3月に実施した保育所実験の概略説明をアップロードしました。
5歳児は、集団活動と個別実験を行いました。
集団活動は、敬礼ごっこをしました。 ”前から3人敬礼”とか、”前から3番目敬礼”などの号令に合わせて敬礼しました。 大分よく出来るようになりました。
個別実験では、、これまでの総まとめで、4種の実験を行いました。 束とバラ、葉っぱが木から落ちてきたり、風に吹かれて飛んでいったりして地面に残っている枚数を答える、逆思考の問題、次の次の数です。
束とバラでは、一瞬しか見せないで解答させました。 逆思考の問題以外は満足できる結果が得られました。
4歳児は、タンバリンとカスタネットそれに積み木を用いた順序数・集合数実験と、積み木による束とバラの実験をしました。
順序数・集合数はまだ何回か練習が必要です。3拍までの実験した方が理解度が高くなるかも知れません。
束とバラの実験では、間違えやすいタイプの比較が分かってきました。
3歳児は、切ったピザの切れ数だけ手を叩かせるのと、9個の積み木と12個の積み木の塊を横に3個ずつに区切って1列に並べさせ、どちらが多いかを比較させました。 どちらの問も高い正答率でした。
2歳児は、絵の中の青い丸を指さす等の遊びと5個の積み木を並べる遊びをしました。色の名前が分からない幼児が何人もいました。みんな楽しく遊びました。
実験に用いた質問票は会員の方のみに配布しております。
- 2016/5/22 平成28年1月に実施した保育所実験の概略説明をアップロードしました。
5歳児と4歳児は積み木5個で1束にした”束とバラの量の比較”の実験をしました。 5歳児はほぼ理解出来る段階ですが、束の積み木を数えて答える幼児が何人もいます。
束数とバラ数を加えた値の小さい方が量が多い場合の比較は、4歳児では、相当数が誤答します。
4歳児は、集合数と順序数の概念の実験もしました。積み木を並べておいて、担任がタンバリンを叩いたときは、叩いた個数だけ積み木を左に移動し、カスタネットを叩いたときは、叩いた個数目の積み木一個を自分の方へ寄せると言う動作をするものです。 順序数の方がむずかしいようです。
3歳児は、蟻3匹と象1頭の絵を見せて蟻と象の数だけ手を叩かせました。そして、どちらでたくさん手を叩いたか尋ねました。大体正解しています。
ピザをいくつか乗せたお皿を2枚、ティッシュボックスで作った遮蔽の担任側の左右に置き、そのピザの個数だけ担任が手を叩いて、どちらのお皿のピザが多いかを尋ねました。3拍と2拍の場合、最初間違えた幼児が何人かいました。見えないものを当てるというので、みんな楽しんでいました。
2歳児は初めて実験をしました。言葉の理解度が月例で大分異なるので、幼児によって内容を変えて実験しました。楽しんでくれました。
実験に用いた質問票は会員の方のみに配布しております。
- 2016/5/22 平成27年12月に実施した保育所実験の概略説明をアップロードしました。
全クラスで”束とバラ”同士の量の比較の実験をしました。
束とバラの比較をチョコレートを用いて行いました。 5歳児と4歳児はチョコレート5個で1束、3歳児は4個で1束にしました。 チョコレートでも間違える時は間違えます。
5歳児でもまだ数人は、束数とバラ数を加えた数で、量を考えています。 しかしながら、彼らは、束をバラして並べて比較した後にもう一度積み直した場合はほぼ正解します。
4歳児は、ばらして積み直したときは正解しても、次の問では間違えます。
3歳児は、ばらして正解しても積み直すと間違える幼児が何人もいます。
指導法の改善のためのヒントがいくつか得られました。
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- 2016/1/4 平成27年10月に実施した保育所実験の概略説明をアップロードしました。
全クラスで量の増減の実験をしました。 葉っぱが木から落ちてきたり、風が吹いて地面から飛んでいったりして、何枚 残っていますか、という問です。
3歳児は、絵の中で実際に葉っぱを木から落としたり、地面から外へ飛ばしたりしました。 4歳児は、絵の中で葉っぱを動かした後、絵を隠して、文章だけで質問しました。 5歳児は、最初から文章だけで質問しました。
いずれも好成績でしたが、いくつかの問題点も見つかりました。
3歳児は積み木を3個ずつ積むことを説明しました。7月の実験では,あらかじめ3個積んだ積み木と同じ高さになるまで積み木を積むことをさせました。それに参加した園児は今回の理解は早かったです。月1度でも効果があるのに驚きました。
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- 2016/1/1 平成27年8月に実施した保育所実験の概略説明をアップロードしました。
5歳児は,”次の数と次の次の数”について調べました.数の順序,大きさ,近さ(距離),足し算などにつながる基本概念です.次の次の数は理解が難しい幼児もいました。
4歳児は束とバラの理解度を調べました.イチゴの図を用いた場合は,全量が見えるので正解している可能性があります。
3歳児は積み木を3個ずつ積むことを説明しました。7月の実験では,あらかじめ3個積んだ積み木と同じ高さになるまで積み木を積むことをさせました。それに参加した園児は今回の理解は早かったです。月1度でも効果があるのに驚きました。
4歳児で使用したイラストをアップロードしました。
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- 2015/12/30 平成27年7月に実施した保育所実験の概略説明をアップロードしました。
5歳児は集合数と順序数の実験をしました。総仕上げの段階であり,ほぼ全員が正解しま した.4や5等の大きい数や数量での間違いが散見されました。 集団実験も行いましたが,研究責任者が他の先生なので,詳細には触れません。
4歳児に、象1頭とアリ3匹が画かれたイラストを見せ、最初に象の数だけ手を叩くように指示しました。しかし、象が大きいことを拍数で示そうと、何回も手を叩く園児が何人もいました。
3歳児では、色々な者が描かれたイラストを見せて、指定された対象物を全部指さすように支持しましたが、4個ある対象物の場合、3個まで指さすと完了したと思われる幼児が数人いました。イラストを90°回転して指ささせると興味を示す幼児もいました。
3歳児で使用したイラストをアップロードしました。
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- 2015/12/30 平成27年6月に実施した保育所実験の概略説明をアップロードしました。
5歳児において,集合数と順序数は,”何個”と”何個目”の方が,”何個”と”何番目”より理解しやすいように思われます。
4歳児は設問を理解しやすいように工夫する必要がありました。
3歳児も設問の工夫が重要です。
4歳児図と,3歳児図1、3歳児図2をアップロードしました。
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